浄土真宗本願寺派 安芸教区 安芸北組

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安芸北組のお寺のご紹介

巖龍山 光明寺

当寺は巖龍山光明寺と号し慶長十四年(1609年)の創建にかかり船越村西竹の内に在りましたが享保十一年(1726年)加茂郡川尻村へ移転のことが議されると門徒を挙げて反対し、非常な騒動であったと伝えられます。その時光明時の御本尊を船越の門信徒が移転反対のため渡さず時の社寺奉行の計らいで本尊は船越村におくことで和解し移転を完了したといいます。
然し折角渡された御本尊を安置する堂宇がないので広島仏護寺の末寺である浄満寺へ一時お預けとなりました。
其処で船越村民は御本尊を春秋二回還座してお念仏のご縁に遇わさせていただいた、即ち百五十年という長さに及んだ訳です。
明治五年(1872年)光明寺の再興を計り遂に三十六坪の本堂を建立し村民多年の悲願を達成し新光明時本堂に浄満寺の本尊を譲り受けました。
次で大正十四年(1925年)建坪九十坪の本堂改築、現在の堂宇がこれであります。
村民が移転の際も渡さなかった本尊阿弥陀如来立像は源信和尚僧都、寛仁二年(1018年)の一刀三礼の自作と伝えられます。

巖龍山 光明寺

広島県広島市安芸区船越4丁目4-17 
TEL:082-823-2553
最寄駅からのアクセス
JR山陽本線 海田市駅から徒歩9分

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